紹介書籍情報
MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣
シバタ ナオキ（著）
単行本: 304ページ
出版社: 日経BP社 (2017/7/13)
内容紹介
この本で身につけることができるのは、
ずばりストレートに「決算を読む技術」です。
「決算」と聞くと「会計知識」が必要と思ってしまいますが、
この本では
会計知識なしに簡単な四則演算のみを使い決算を読み解く方法を学ぶことができるのです。
「決算を読む」と聞くと、
少しでも会計の知識があったり興味があったりする人は、
財務諸表（損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書）を読む
と考えてしまうと思います。
ですが、
この本では「決算説明会資料」を用いて決算を読みます。
「決算説明会資料」というのは
決算説明会で配布される資料で（そのままですね）、
いろいろな立場の株主が読んでも理解できるよう作成されています。
そのような性質故、文字も少なめです。
そんな「決算説明会資料」を用いた「決算読解」を
実際の企業を例に学んでいきます。
（決算説明会資料は、企業のHPで入手することができるので
どんな人でもスマホやタブレットなどで気軽に見ることができます。）
読んでみて。感想等々
わたくしは株式投資をしているということもあり、
決算読解には興味を持っており、
過去に決算読解系の本は数冊購入しております。
が、しかし
まったくと言って良いほど
「身についている感」が皆無です。
そんなわたくしが性懲りも無く購入した「MBAより～（以下略）」。
読んでみたらどうでしょう…
「よ、よいぞ！ これはっ！ 最初に読めば良かった！！」
と感動に打ち震える事態に。
これまで決算を読んではいたのですが、いまいちピンときておらず、
読み「解く」・読み「こなす」という域にまで達しておりませんでした。
ですがこの本を読んで以降、
「決算をよむ」から「決算を読み解く・こなす」へ近づいている気がします。
まだ満足のゆく域には達していませんが、
継続してゆけばいつかは、と思っております。
この本は、個人的に読み物としても面白く、
ほぼ苦労することなく通読することができました。
決算を読む技術は、
「財務・会計を担当するひとでなくてもキャリアアップやスキルアップに役立つのでは？」
という著者シバタナオキさんの気づきと
それを確信させる事例（この本で3例紹介されています）から
すべてのビジネスパーソンの強力な武器になると思います。
本書は「読者が決算を読むことを習慣化する」ことをゴールに設定しています。
読んで、決算を生活の一部に取り入れましょう！
補足情報
今回紹介させていただいた「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」は2019年5月8日現在、
Kindle Unlimited対象書籍です。
Kindle Unlimitedに登録するのも選択肢として有りかと思います。