紹介書籍情報
ビジネスマンのための「数字力」養成講座
小宮一慶(著)
新書: 191ページ
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2008/2/27)
Kindle Unlimited 対象
内容紹介
例えばあなたが、営業職で部下を抱える役職に就いているとします。
部下に売り上げアップの指示を出すとして具体的な数字が出せますか?
仮に数字を出せたとしましょう。
その数字はどこから来たものですか?
部下に「その数字の根拠は?」とつっこまれても、
しっかり答え、その部下を納得させることができますか?
「数字力」を身につければ、それが可能になるでしょう。
「できるひと」がもっている「数字力」。
この本で「数字力」を身につけ、磨き上げましょう!
内容をもう少し掘り下げる
備忘録を兼ねて、
この本で書かれていた内容と、わたくしの解釈とをまとめていこうと思います。
「数字力」とは、次の3つの力が身につくこと、
と著者の小宮先生は考えているようです。
2.具体化力:具体的に物事を考える力(この力は発想力にもつながる)
3.目標達成力:目標を達成する力
上記の3つの力が身についている「できる人」は
↓
環境や原因と数字(結果)を関連付ける
↓
数字の改善
というプロセスを行っている、と小宮先生。
↓
「数値化」することで目標が明確になる。
↓
「目標達成力」が上がってゆく。
という感じですかね。
本書では「数字力」を上げる3ステップが紹介されています。
ステップ2:数字と数字を関連付ける
ステップ3:数字をつくってゆく
もう少し詳しく本文に書かれているので引用しますと、
個別の数字を把握する(ステップ1)ことによって、
現状を客観的かつ正確に把握し、どの数字が変わればどこの数字に影響するかの関連を知る(ステップ2)ことや、
具体化された目標からプロセスを逆算して、目標達成のための具体案を立て、場合によっては、目標値を上方修正する(ステップ3)ことも可能です。本文より引用
要するに、
「数字力」は目標達成のための力となると!
この「数字力」はビジネスマンだけではなく、
達成したい目標を持つ人すべての力になるわけですね。
数字力が高まる5つの習慣も紹介されているので
リストにしてみます。
(本書にはみておくと良い数字として30種の指標と定義が載っている)
2.定点観測する
3.部分から全体を推測する
4.数字を関連づけながら読む
5.常に数字で考える
読んでみて。感想等々
もともと私自身、
株式投資をしていることもあってか定期的に見ている「数字」がありまして、
本書にすんなり入っていくことができました。
今まであまり気にしていなかった経済指標や会計指標も、
この本をきっかけに見ていこうと思いました。
ちなみにこの本を読む前のわたしの「数字」把握状況は以下。
- GDPなんて気にしたことはなかった。
- 自分の会社の売り上げとか、気になる業界の市場規模はざっくりわかるかな程度。
- 日経平均株価、ダウ平均は毎日のように見てる。
この状況がどう変わるか。
というか、
どう変えて、自分の力にしていこうかと思案中です。
ページ数は少なめで、読みやすいと個人的に思いました。
補足情報
本書の第二弾として
『ビジネスマンのための最新「数字力」養成講座 』が出ています。
こちらはKindle Unlimited対象外です。