紹介書籍情報
直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN
佐宗邦威(著)
単行本(ソフトカバー): 272ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2019/3/7)
Kindle Unlimited 対象
内容紹介
妄想と捉えられてしまいそうな「壮大な目標」を生み出し、
それを「論理」とつなぎあわせることで、
壮大な目標を妄想で終わらせることなく、会社経営等の駆動力とする思考法、
「ビジョン思考(Vision Thinking)」を紹介した本。
「ビジョン思考」をもっと端的に表現すると、
「言語脳とイメージ脳にまたがった両脳思考」です。
左脳的な「データを集積・分析する」戦略(論理的戦略)では行き詰まりを見せている現代。
そんな現状を打破するのに役立つかもしれない
「右脳的アプローチから得たビジョンを左脳的な形(論理的な形)に落とし込む」
思考法を学びましょう。
読んでみて。感想等々
すんなり内容が入ってきました。
「数字・データ・論理を軸にした左脳的アプローチでは限界があり、
右脳的アプローチである直感やデザインなどを取り入れることで、
壮大なビジョンを手に入れることができる」
という考え方は、なるほどなと。
そして、
その壮大なビジョンを論理的に裏付けることで、経営の駆動力にする。
うん!
何かすごいことができるような気がしてきますね!
(気がするだけで、即できるわけはないんですが 笑)
「右脳的アプローチで出てくるアイデア」と「左脳的アプローチで出てくるアイデア」とでは、規模といいますか、「ぶっ飛び方」が違う気がします。
イノベーションにつながるのはぶっ飛んだビジョンでしょうね。
会社を興したいと考えている方は一読の価値ありではないかと思います。
ちなみに、
この本は会社経営をしたい人のための本というわけではないです。
では、どんな方におすすめできる本なのか。
それは、次の本書からの引用を用いて説明させていただきます。
本書中に、
ふつうに生きていると、僕たちの脳はずっと「他人モード」になっており、「自分がどう感じるか」よりも、「どうすれば他人が満足するか」ばかりを考えている。
「外部」ばかりを見ているうちに、「自分たちの原点」=「そもそも何がしたかったのか」を見失ってしまう
「他人モード」に由来する停滞感は、ネット時代に生きる僕たちの「生活習慣病」
とあります。
この本で学ぶ「ビジョン思考」は、
「他人モード」を「自分モード」に切り替えるところからスタートします。
「自分モード」というのは「自分の望むこと・満足すること」を考えるモードです。
ですので、
日々の仕事をこなすなかで、
「自分の本当にやりたいことって何だろう…といった悩みを抱えている人」や、
「現状になんとなく停滞感を感じている人」に良い本なのではと思います。
この本のレビューをみてみたところ、
ビジョン思考に対して目新しさを感じない人もいるようです。
わたしはこの手のビジネス書を読んだことがなかったのでわからなかったのですが、
右脳的アプローチを紹介した本は他にもあるようですね。
なので、
この本をスタートに他の本を読み、
右脳的アプローチを掘り下げるのもよいかもしれませんね。
わたしはどちらかと言えば「左脳」タイプなので、
「右脳的アプローチ」を今後取り入れていこうと思います!