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ベルリンは晴れているか 深緑野分(著)~感想

紹介書籍情報

ベルリンは晴れているか
深緑野分(著)

出版社:筑摩書房
単行本:480ページ
文庫:537ページ

内容紹介

1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4ヵ国統治下におかれたベルリン。
ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、
ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。
米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅立つ。
しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり――
ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。

筑摩書房 ベルリンは晴れているか あらすじ より引用

感想等々

「戦争もの×ミステリ」というよりも、
「戦争もの」としての側面が強いように感じましたね。

史実と創作のバランスがどの程度のものなのか、
知識が無いためわからないのですが、
第二次世界大戦直後のベルリンをリアルに感じることが出来る作品でした。

エンタメ・ミステリを求める方にはあまりむいていない作品かと思いますが、
ロシアとウクライナをはじめとした世界情勢の不安定さを感じる今、
手に取る価値がこれまで以上に高まっているのではないかと。

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