宮部みゆきをあじわおう~さよならの儀式~書評・感想

紹介書籍情報

さよならの儀式
宮部みゆき(著)

単行本: 416ページ
出版社: 河出書房新社 (2019/7/10)

内容紹介

SF短編集。全8編収録。

収録作品タイトルと簡単な説明(若干のネタバレ有り)
「母の法律」
虐待を受ける子供とその親を救済する法と技術が実現した世界の物語。「戦闘員」
孤独な老人の日常が、ある少年との出会いによって変わる。

「わたしとワタシ」
わたしの現れた中学生。「もしかして、ワタシ!?」

「さよならの儀式」
長年一緒に暮らしてきたロボットが破棄処分に。
ロボットとの最期の挨拶。

「星に願いを」
隕石騒動があって以来、元気だった妹の体調が近ごろ優れない。原因は…?

「聖痕」
調査事務所に寄せられた相談。
それは「元〈少年A〉に関するネット上の噂」についてだった。

「海神の裔」
明治日本の小さな漁村の人々と「屍者」トムとの
ひとときの交流。

「保安官の明日」
人口823人の平和な町「ザ・シティ」の治安を守る保安官。
彼の役目は…

読んでみて。感想等々

この「さよならの儀式」、一言で紹介するのであれば、
「幅広いSFを楽しめる一冊」です。

読んでいて、宮部先生の「力」に脱帽しました。

なぜこんなにバラエティに富んだ作品を創ることができるんでしょうか…

テイスト軽めのものから重めのものまでそろっています。

比較的、現代と地続きなSFが多いので、SFが苦手な方にもおすすめです。

1作品ずつ短いながらもしっかりできているので、
隙間時間にSFを楽しみたい方にもってこいの一冊です。

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