東野圭吾をあじわおう~恋のゴンドラ~書評・感想

紹介書籍情報

恋のゴンドラ
東野圭吾(著)

文庫: 336ページ
出版社: 実業之日本社 (2019/10/4)

内容紹介

都内のリフォーム会社に勤務する広太は、
合コンで知り合った桃実とスノボ旅行へ。

二人がゴンドラに乗ったとき、
広太は聞き覚えのある声を耳にする。

二人に続いてゴンドラに乗り込んできた女性たちの一人が、
広太の同棲相手・美雪だったのだ。

広太はこの局面を乗り切れるのか。

冬のゲレンデを舞台にした、愛憎渦巻く物語。

短編連作になっており、
文庫版では「ニアミス」が書き下ろされている。

感想等々

「恋のゴンドラ」は愛憎入り乱れる(憎多め?)コメディ。

短編連作で読みやすく、
もちろん内容も面白いです。

男の「どうしようもない」姿に、
にやけてしまう自分がいました。

登場人物たちが「入り乱れる感」といいますか、
「つながってゆく感」が好きです。

人物相関図をつりながら読むのも楽しいかもしれないです。
それほど混乱するような図にはならないと思います。
(私は読み終えてから作ってみました。)

血なまぐさい事件が起きることは無く、
何も考えずに楽しめるので、
休憩のひとときにどうでしょうか。

登場人物で混乱してしまう方は、
下記の「登場人物紹介」を参考にしてみてください。

主な登場人物紹介

広太:リフォーム会社勤務。
橋本美雪:広太の同棲相手。

火野桃実:広太の浮気相手。
山本弥生:桃実の同僚。

水城直也:ホテル勤務。
木元秋菜:水城の交際相手。水城の同僚。
日田栄介:水城の友人で同僚。
土屋麻穂:水城の同僚。
月村春紀:水城の同僚。

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