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ロバート・A・ハインラインをあじわおう~SFの古典「夏への扉」書評・感想~

紹介書籍情報

夏への扉 ハヤカワ文庫SF
著者:ロバート・A・ハインライン
翻訳:福島正実
文庫: 383ページ

内容紹介

仕事とプライベートで傷心の主人公ダン。
彼は失意のまま愛猫と30年の冷凍睡眠につこうとするが…
といったSF作品。

著者紹介

ロバート・A・ハインライン
アメリカのSF作家。
ガニメデの少年、宇宙の戦士など著作多数。
(この2冊を挙げたのは、私が知っているのがこのぐらいだったため)
主な受賞歴:ヒューゴー賞
参考 ウィキペディア

読んでみて。 感想等々

SFが読みたくなったのと、この作品が古典的名作とのことで購入。
「猫好きにおすすめ」といったレビューをみかけ、その点にも興味をそそられました。
(ちなみに私、猫好きではございません。猫に対しては中立の立場をとっております。)

実際読んでみると「猫好きじゃなくても楽しく読める。」というか、
「猫の活躍が想像していたほどなかった!(私、全面にわたり猫が大活躍すると思っていたのもので)」ですね。
(再読してみるとまた感じ方が変わるかもしれないです。)

またSFという点に焦点を当てて感想を述べさせていただくと、
「科学の部分が緻密すぎる程に描かれていてライトな読者をふるいにかけてしまうような作品を求めていたので、少し物足りなかったかなぁ」です。
逆に言えば、「小難しいのはちょっと…でもSFが読みたい!」という方々にはちょうど良いかと思います。

SFに造詣が深いわけではないので、詳しい方々からはご指摘があるかもしれませんが「タイムトラベルもの」です。
1956年に発表された作品なのですが、その当時に考えられた未来の世界を堪能することができます。
ちょっとレトロな雰囲気が感じられて良いですよ。

タイムトラベルものといえばやはり、「タイムパラドックス」の考察が楽しいのではないでしょうか!(個人的な趣味です)
…と言ってはみたものの、この作品に関してはあまり深く考えて読んでいませんでした…
ですのでタイムトラベル等々の考察に関しましてはお詳しい方々にお任せいたします!

SFの古典的名作「夏への扉」、1度は読んでみることをおすすめします。

読後感がよいのでハッピーエンドが好みの方におすすめですよ。

※私は今まで意識したことはなかったのですが、翻訳家の方によって印象が変わるようです。
私は、福島正実さんの翻訳したものを読みました。
異なる翻訳家で同一の作品を読むのって楽しそうだなと最近思っております。

読書の参考に。主な登場人物紹介

ダン:主人公。機械技師
ピート:主人公の愛猫
マイルズ:主人公の親友
ベル:主人公の会社の女性事務員
リッキィ:マイルズの義理の娘

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